子どもの個性を受けいれながら、その成長を信じて、関心をもって見守り続ける「保護者」というあり方が大切なのでしょう。

子育てで苦しくなりがちな「あるべき姿」
子どもは、親(養育者)に受けいれられると「安心」を感じることができます。
その安心感から自尊心が育ち、自信が得られ、主体性をもつことで親からの「自立」へと向かいます。
ところが、子育ては順風満帆とはいかず、他の子どもとの違いが気になったり、「私の子育て大丈夫かな?」って、思うこともありますよね。
そんなときに、できている子どもと比べてしまったり、育児書や子育ての本を読んで「書いてあるようにしなければ・・」となると、ストレスや悩みが増えることになってしまいます。
「あるべき姿」というものを持ちすぎると、「ちゃんと」という気持ちから、不安になったり、感情的にジャッジしてしまうことにもなりかねません。
理想と比べて、ミスや落ち度がないか・・ジーーっと監視していることになると、子育てが苦しいものになりがちです。
完璧な親も存在しないし、完全な子育ても存在しない・・
子どもの特徴というは、きょうだいであっても、それぞれ違っています。
ミルクを飲むときに、勢いよく一気に飲み干すコ(ウチの長女)もいれば、休み休みで飲み終えるまで時間がかかるコ(こちらは次女)もいます。
人懐っこくて、自分から積極的に前に出ていく子ども、周りの様子をじっと観て、親のそばにいる子ども・・
歌や踊りが得意なコ、お人形さん・ぬいぐるみと遊ぶのが好きなコ・・
滅多にカゼをひかないような子どももいれば、病気がちな子どももいます。
私自身、子どもたちと接しているなかでも、右へならえのようにはいかないのが子育てだと実感しています。
その個性にまったく同じものはないので、子育てにはコレといった正解はないのかもしれませんし、他と比べる必要もないかもしれません。
何かと手のかかるお子さんというのは、その分、親の愛情を受けとることができるともいえますし、「私の子育て大丈夫かな?」と思うのは「責任感をもって子育てをしている」ということではないでしょうか。
よくよく考えてみると、完璧な人間はいませんので、完璧な親も存在しないし、完全な子育ても存在しない
子どもの心は、正しさよりも親の愛情で育つものであるなら・・
子どもの個性を受け容れながら、その成長を信じて、関心をもって見守り続ける「保護者」というあり方が大切なのでしょう。

8月27日(火)『ほっこりココロを充電するお茶会』開催のお知らせ
心理学でスプーンを曲げて、嬉しい気持ちを体験してみませんか。
- 日時:2019年 8月 27日(火)10:00 ~ 12:00
- 場所:秋田市にぎわい交流館AU(あう)
- 住所:秋田市中通一丁目4番1号
- 参加費:1000円(当日ご持参下さい)
- 定員:6名様【 残席 3名様です 】
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