子どもの頃の、あの日、あのときのおいしさは、それが心地良かったからかもしれません

秋田・親子コミュニケーション
カウンセリング・心理セラピー
Advance Garden(アドバンス ガーデン)
心理セラピスト 佐々木公也です。
子どもの頃に食べた料理とかお菓子とかを、大人になってから食べてみると、「そんなにウマいものでもなかったな?」と思ったことってありませんか。
あの日、あのときの「おいしかったな~」という記憶は、食べていたときの光景のことをハッキリ覚えていたりします。
それはきっと、食べたときの雰囲気が楽しかった・・ということと、つながっているかもしれません。
小さい頃に高熱で寝こんでたとき、リンゴをすりおろしたものを食べて、おいしかったのはきっと、そのときの母親の優しさが一緒にあったからかも・・
子育てで行いたいのは、五感をとおして、気持ちいいを伝えていくこと
子どもは、お母さんとの体験で感覚を身につけていくことも少なくありません。
例えば、一緒に風呂に入りながら「気持ちいいね~」と、笑顔で子どもに話しかける・・
言葉を五感といっしょに伝えると、子どもは「これが、気持ちいいってことなんだ〜」と、その言葉の意味を身につけていきます。
食卓で「おいしいね~」と、言葉をかわしながら食事をすると、食べることと一緒になった楽しさも、身体で覚えていったりします。
反対に、食事のときに語らいやふれあいがなく、ギスギスしたものであれば、おいしいものでも、おいしく感じなくなるものかもしれません。
「気持ちいいな~」とか「おいしいな~」といった体験が、子どもの心を育てることにつながっていて、そうした日常のふれあいのなかで、子どもは満たされて、前向きになれとすれば・・・
すがすがしい朝の空気を吸いこみながら、朝陽やそよ風にあたり「気持ちいいな~」と感じる・・
散歩しながら、道端や庭先に咲いている花をみて「キレイだね〜」と感じる・・
そんなちょっぴりココロ踊るような体験を、積み重ねていけたらいいかもしれませんね。